独学でもなんとかなる

臨床心理士も、今ではかなりメジャーになってきたと言われています。

臨床心理士指定大学院を目指すための、塾や、通信教材などもありますよね。

 

しかし、高い

塾ならン十万とかします。私の周りの友人はみんな塾に通っていました。私も便乗して、いくつか体験に行きましたが、結局

「自分でテキストやればいーじゃん…」

と思ってしまいました。

もちろん人によると思いますが。

それ以上に、お金が高くて、勿体無いと思ってしまった。(根がドケチなので)

 

そうして独学でやろうと決意したのが、試験から半年前。

早い人は1年前からやっているので、だいぶ遅いスタートです。

まずはテキストを買いました。一通り心理学の全体がわかって、受験のノウハウを教えてくれるもの。

その時お世話になったのが、河合塾KALSさんから出ているこちら。

 

臨床心理士指定大学院対策 鉄則10&キーワード100 心理学編 (KS専門書) 宮川 純 http://www.amazon.co.jp/dp/4061548034/ref=cm_sw_r_tw_dp_x_7KlZzbKH137TP @amazonJPさんから

 

勉強始めたてで、いきなり文字ぎっしりの専門書を読んでも、正直どこが重要なのかさっぱりわからないです。

その点、この本は大学院受験に特化した参考書。

説明がわかりやすくて、大まかな流れを掴むのにぴったり。 

英語は繰り返し和訳をして、わからない単語を書き出す。心理系の英語論文に慣れるためにひたすらそれを繰り返します。

 

これに加えて、独学の人に勧めたいのが、

 

周りの資源を最大限に活用すること

もし大学生であれば、心理系科目の授業が大学で開講しているはず。

これを活用しないでどうするのか!?

院試に本腰を入れる4年生くらいになると、単位も取れてきて大抵の人は授業数が減ります。

でも、どれだけ授業が増えようが減ろうが、結局親に払ってもらっている授業料は変わらないので…。

学習心理、社会心理など、関連しそうなものは、かたっぱしから授業を受ける。

私の場合、必要以上にたくさん授業を取ることで、むしろ得した気持ちになってました。(やっぱりケチなので

 

研究計画書はどうしよう…!?

大学院に行くためには必須のこれ。

研究計画書は本当に大事です。

入学した後に、研究指導してもらうわけですから、その学校に指導できる先生がいないようなテーマはNGです。

運良く入れても、確実に後から困ったり後悔するからね!


学校とのマッチングは本当に大事。(特に、他大学から受験する人はその辺りのリサーチをしっかりやらないと痛い目みるよ)

 

そして、勉強のかたわら、頭を悩ませ続けた研究計画書。

「研究計画書の書き方」と名のつく本をかたっぱしから図書館で借りて読むも、理系分野のものだったりして、イマイチ掴みきれない。

実際に自分で書いてみても、いろんな先行研究を切りはりした、ツギハギになってしまう。

 

やっぱり、研究計画書については

誰かの目で見てもらうこと

が大事だと思います。

 

大学の先生は、いわばその道のスペシャリスト。

私の場合、ある先生が志望校のOBだと知り、図々しくも、部屋まで押しかけ計画書を見て下さい、と頼みました。

先生は、1時間くらいかけて見てくださいました。

厳しいご指摘もあったけど、ずっと一人でやっていた分、わかる人に内容をきちんと見てもらって、意見をもらえたのが嬉しかったです。

あまりの酷さに、その後内容は大改訂しましたが…。

 

現役の大学生であれば、先生を頼らない手はないです。

大抵の先生はきっとお話を聞いてくださいます。

学生が熱心に勉強したがっているのを、嫌がる人はいないんじゃないかな。

 

もし大学をもう離れていたり、そういった環境にいないのなら、研究計画指導だけ受けられたりするサービスがあると思います(塾や通信教材など)。それだけは、私も本気で受けようかと思いました。

とにかく、

 

研究計画書はわかる人に見せた方がいい

ということです。

 

続きます。